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もう20年前のころですが、学生時代最後の旅行を友人3人と楽しみました。貧乏学生の私たちは東京から各駅停車の夜行列車を乗り継ぎ、九州へ。長崎から観光と温泉を楽しみながら3日間ほどかけて着いた駅は宮崎指宿線の指宿です。
珍しい砂風呂があると聞いてやってきましたが、砂風呂がどこにあるのかわからず、大きな荷物を持ってウロウロしていると、『兄さんたちどこからきたんだ?』とお婆さん。事情を話すと砂風呂の浜辺を案内してくれました。お婆さんにお礼を言って早速砂風呂へ。チョット肌寒い3月でしたが、ホンワリと暖かい砂風呂につかり、疲れもすっかりとれました。
砂風呂の後は、予算の都合で野宿と決め込み浜辺にテント張り。部活帰りの女子高生が冷やかしにやってきて、東京や指宿の話に熱中し愉快な一日でした。
夜は疲れてグッスリと眠れるはずだったのですが、夜半に波がテントの直ぐ脇に来てたので、長い間ウトウト状態。空がしらみかけてきたころ、テントの外から女の子の声が。新聞配達のアルバイトをしていた前日の女子高生がワザワザ朝刊を持って来てくれたのです。いや〜、嬉しかったです。
初めて訪れた遥か遠くの砂風呂の街、指宿。温泉も、人々も温かい、想い出の駅です。
埼玉県 40才代 男性 ファンシー野郎 様より 01.10.21
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