|
真っ青な空、立ち上がる入道雲。真夏の光線に照らされた鮮やかなグリーンの田園が、絨毯のように広がっている。その真ん中に横たわる赤茶けた一本の鉄路は、はるか阿蘇の山まで通じている。「今日は敷戸まで汽車で帰ろう」、アルバイトの帰り、汗をぬぐいながら駅舎の木陰で目を細めていると、遠くで、自転車を押しながら線路を横切る高校生の女の子が見えた。田園の中の真っ白い制服がまぶしく光る。しばらくして改札口の前を通りかかったその女の子が僕に気付いて言った、「一緒に帰りませんか?」。駐輪場に止めた自転車を取りに行き、僕はその女の子に答えた、「敷戸まで」と。
?代 男性 副会長
様より 04.12.02
|